ubuntuにbind9をインストールします。
さくらインターネットからconohaにサーバを移転します。
手順としては以下の通りです。
1.conohaにbind9をインストールする
2.さくらのbind設定ファイルをホストとIPアドレスをconohaに書き換えて作成します。
バージョンが変わると設定も変わる可能性があるので1行ずつ確認
3.conohaにdigしてさくらと同様のレスポンスが返ってくることを確認します。
4.ドメイン会社のIPをさくらからconohaに変更します。
bind9をインストールします。
sudo apt-get install bind9
設定ファイルを書き換えていきます。
named.conf.options
directory "/var/cache/bind";
DNSキャッシュの設定が入っています。デフォルトのままでおk
forwarders
キャッシュやzoneを持ってないIPを引くときに見に行くサーバです。
何も指定していないと世界に13台しかないルートサーバに見に行きますが
ルートサーバに負荷がかかるので
プロバイダから指定されたipがあればそれを入れるとエコです。
指定したホストをプロバイダが管理していればipを返してくれるし
管理外ならそのプロバイダより上位のネームサーバに名前解決を依頼します。
外にアクセスしたくないサーバのLAN内を外とやり取り出来る基幹サーバのipを入れることも可能です。
/etc/bind/named.conf.local
LAN内でサーバ同士でやり取りするときなど、
プライベートipを使わない場合はコメントアウトを外して
/etc/bind/zones.rfc1918をインクルードを検討しましょう。
ないと困るかもしれません。
このゾーンは192.168 と 172.~ 10.~ではじまるプライベートipが入っています。
プライベートipを使わないならこれらは不要なので、
/etc/bind/db.emptyを読み込んでいます。
awm.jp.zome
さくらのゾーンファイルをconohaにコピーします。
TTL キャッシュと生存期間です。
awm.jpのゾーンのキャッシュを持つ時間を指定します。
設定ファイルのチェックとbind9の再起動をします。
named-checkconf /etc/bind/named.conf
sudo service bind9 restart
これでテストします。
今回、ns.awm.jpはconohaのIPに更新、corp.awm.jpはさくらのipのままでテストしています。
dig conoha.awm.jp ns.awm.jp
を打てばANSWER SECTION:にconohaのIPが
dig conoha.awm.jp corp.awm.jp
でさくらのipが出ればokです。
引き続きファイルを新サーバに移動します